仕入れ基準は決めていますか?
回転が悪い商品は仕入れたくないし、利益率は低いと嫌だし迷うこと多いですよね。
結論は1か月以内で売れて利益率20%を目指す
1か月以内で売れて利益率20%以上が理想的です。
損切りや値下がりすることもあるので仕入れ時は利益率20%で考えると着地は15%~18%くらいになるでしょうから仕入れ時はそのあたりも考慮して利益率20%~25%くらいを狙いたいですね。
なぜ仕入れ基準が必要か
仕入れ基準が必要な理由は2つあります。
- 仕入れ基準が甘いと在庫が溜まるから
- 仕入れ基準が厳しいと仕入れが減るから
です。
仕入れ基準が甘いと在庫が溜まる
調子よく仕入れしていたら売り上げはそれほど伸びていないのに在庫ばかり増えていた。ということありませんか?
何が原因だと思います?
売れない月だった?
不景気?
まあ、そういうのもあるかもしれません。
ただそういった外部要因は自分には改善できないので自分ができることを考えましょう。
在庫が増える原因は己の仕入れ基準が甘いからです。
残念ながら全ての原因は自分の中にあるのです。
仕入れたときの判断が正確であれば予想よりも在庫が溜まることは無いですからね。
よくあるのは疲れた時や仕入れができない日に甘くなって売れないものを仕入れてしまうことが多いです。
回転を考えて絶対に売れるものを仕入れましょう。
疲れた時こそしっかり確認
在庫金額の話はこちらの記事↓
仕入れ基準が厳しいと仕入れが減る
よし、じゃあ仕入れ基準を厳しく考えて在庫を溜めないぜ!
ってなるのはいいのですが厳しすぎるのもデメリットがあります。
これは主に利益率の話ですね。
回転は厳しく見るに越したことは無いです。
「回転は良いけど利益率が低いから仕入れないでおこう」
利益率に厳しくなってこうなってしまうと仕入れが減ります。
お金が増えればそれでいい
利益率を厳しく考えて仕入れを減らすよりは、利益率10%でも仕入れて売ればその分お金は増えます。
利益率選手権をやっているわけではないので、そこに拘らず確実に売ってお金が増えるのであればそれが一番だと思います。
そもそも転売はなにも価値を生んでいないし利益率が低いのは当たり前のことです。
中古のジャンク修理などは手間をかけてるし修理という価値を付加しているので労働は増えるけど利益率は高くなりますよね。
新品は付加価値なにもないので回転で勝負です。
最重要は回転
仕入れ基準の要素として利益率と利益額と回転があるのですが回転が最重要ですね。
回転>>>利益額>利益率
これです。
売れて初めてお金が増えるので回転が最重要です。
回転の次に利益額ですね。
単価が上がると利益率に比べて利益額が上がります。
利益率30%の500円よりも利益率10%の5000円の方がお金が増えるので利益額は重要です。
利益率なんて最後です。低くて当たり前と開き直っていきましょう。
利益率の話
ROIと利益率
そういえば利益率に関するワードが2つあります。
ROIと利益率ですね。
これを見てる人は賢そうなので理解しているかもですが、僕は初心者の時はずっと同じものだと思っていました。
ROI
ROIは投資用語というかビジネス用語ですがせどり界隈でも使われます。
せどりの場合は
「利益金額÷仕入れ金額×100=ROI」
がROIです。
1000円仕入れで500円利益なら
500÷1000×100=50
なのでROIは50%です。
利益率
粗利とか営業利益とかもありますが普通せどりは粗利のことを利益率と呼んでいますね。
「利益 ÷ 売上 × 100 = 利益率」
が利益率となります。
「1000円仕入れ、2000円販売で500円利益」の商品なら
500÷2000×100=25
で利益率25%です。
どっちで考えてもいい
ROIで考えるか利益率で考えるかは計算しやすいほうで大丈夫です。
単価によって変わってきますがおよそROIの半分が利益率ですね。
ROI40%なら利益率20%くらい。
単価が低いとROIが高くなり単価が高くなるとROIが低くなります。
回転の話
もっとも重要な回転の話。
初心者は1か月以内に売ろう
基本的に1か月以内で売れるものを買いましょう。量もです。
1か月でも遅いくらいですが仕入れができなくなっても困るのでまずは1か月で考えて仕入れましょう。
それでも在庫が溜まってしまったら2週間以内に売れるものに切り替えましょう。
ベテランは長期でも見る
廃盤商品というのは長期で見ると値上がりするものもあるのでベテランは長期でも見ます。
融資を受けていたりして資金がたっぷりある人は1年くらい使って売る人もいますね。
例えば1年寝かせてROI40%の商品なら年利40%ですからね。
投資なら詐欺でしかありえないですが、せどりならこれはめちゃくちゃ簡単です。
keepaで見る回転の考え方
keepaでの回転の考え方を画像付きで解説します。
回転とは「何回売れているか」だけでなく「最安値出品者数」の影響がある
下の鍋の画像。現在は出品者がいません。
出品者のいない商品は必ず全期間で見て売れる価格を調べましょう。
そして次の画像。全期間まで伸ばさなくても3か月期間で売れた履歴がありました。
17000円のあたりで、3か月で7回ランキングが上がってるので7回は売れてますね。
ここだけ見ると回転は悪くはないけど良くもないって感じですね。
次に下の画像。出品者は3か月の期間で常に4人以下です。
回転とは商品が売れた回数だけでなく出品者数が影響します。
この商品の場合、最安値出品に4人並んでいたら3か月で7回しか売れてないのに4人で販売機会をシェアするので回転悪いなと判断します。
しかし、現在は出品者なし。ということは3か月で7回の販売機会を自分だけで独占できます。
これならば間違いなく1か月以内に売れる高回転の商品です。
気を付けなければいけないのは最安値に同じ価格で出品者が並んでいるとき
下の画像では出品者が同じ価格で3人並んでいますが画像に入りきらないだけで10人並んでいます。
このように10人も並んでしまうと10人で販売機会をシェアするのでかなり売れる商品であっても低回転の商品になります。
keezonの販売個数はただの目安
ちなみにグラフの上の方にでてるkeezonの販売個数はただの目安で正確じゃないです。
ランキングが上がった回数で判断しましょう。
まとめ
というわけで仕入れ基準の話まとめ
- 理想の仕入れ基準は1か月以内に売れて利益率20%
- お金が増えるのが一番
- 最重要は回転
- 回転とは売れている回数だけでなく出品者が影響する
以上となります。
みなさん不良在庫を溜めずに頑張りましょう。
それでは!